映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』

映画のシチュエーションは、どこかの地方の畑の中のイオンモール(?)に設定されている。モールの中に高齢者のデイサービスがあって、主人公は臨時のバイトでそこに勤めている。
モールだから、いろいろな人が出会う場所になっていて、そのいくつかがピックアップされて、映画の構成要素になっている。ただし、この映画では、単に「描きました」的になっていて、観る側のテンションが下がる。
最後に、主人公が、音楽にあわせて自作の俳句を次から次に朗詠するのが、意外とイケてた。
高校生たちに、俳句が広まっているというのが、前提の映画のようだが、世相を教えてもらった。以上。

監督 イシグロキョウヘイ
公開 2021年7月